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地域団体商標を登録したらまずすること

みなさんの協同組合では、地域団体商標の使用基準なり表示に関する規約等をもう作成されたでしょうか。現在策定中の組合も多いかと思います。そこで、今回は、使用基準を策定中であっても、すぐすべきことをお伝えします。

まず、組合のホームページ。
「(地域団体商標名)」は、東京○○○協同組合の登録商標(地域団体商標)です。
と表示しましょう。

その下に「地域団体商標とは・・・」と地域団体商標の簡単な説明を添えるとなお結構です。

次に組合員のみなさん。自社のホームページには、必ず
「○○○」は東京○○○協同組合の登録商標(地域団体商標)です。「(自社名)」は東京○○○協同組合の組合員です。

さらに、「地域団体商標とは・・・」と一文表示しましょう。組合や会社のお問合せメールフォームにもこれらを表示させてみてはいかがでしょうか。

さて、地域団体商標の使用基準なり表示に関する規約等を策定後は、協同組合はさまざまな展開が必要ですね。組合員のみなさんの会社の包装紙に、手提げ袋に、社用封筒や便箋に、社員さんの名刺や名札に、商品タグや帳票類、営業車など、社外に露出するものすべてに商標を表示させましょう。

(※これは、40年以上権利侵害と戦ってきた、西陣織工業組合のノウハウです。当ブログ左下の記事検索に「西陣織」と入力すれば、西陣織工業組合のノウハウを掲載した記事が検索できます。)

そして、必ず
「○○○」は東京○○○協同組合の登録商標(地域団体商標)です。「(自社の社名)」は東京○○○協同組合の組合員です。
をお忘れなく。

みなさんの商品やサービスのブランド価値は、商標登録されたことだけでは上がりません。まず足元から、できることから固めていきましょう。

上記のホームページの表記は、みなさんが商標権者であることを積極的に周知することを意味します。先使用権者やアウトサイダーができないことをやる。これがブランド価値向上の第一歩です。

さらに更に…行政や中央会などの支援団体、地元新聞社に、これら組合の取組みをリリースしましょう。きっと、いいことが起こりますよ。

<SEO>
組合ホームページと自社のホームページは、相互リンクを張ります。これはSEO的観点からもたいへん有効です。組合ホームページは、必ず地元の中央会のホームページと相互リンクしてください。中央会のホームページはページランクがたいへん高いので、SEOの効果がさらに高くなります。これも、先使用権者やアウトサイダーができないことの一つですね。

組合員さんのホームページは、地元商工会・商工会議所にお願いして被リンクをもらいましょう。早速、新聞広告を打った組合もあります。さらなる周知と権利保護。やってもやり過ぎることはありません。

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地域団体商標 同一・類似登録出願のその後

地域団体商標登録出願における同一名称や類似名称による競合案件のその後を追ってみました。3/20に登録査定となった「京念珠」をはじめ、多くの競合案件が「共同出願」という形で一本化され、登録査定に至っています。

特に、京都府からの出願に顕著ということでしょうか。当事者の協同組合はもちろん、行政、支援機関を交えた協議や調整の成果ですね。

「協同組合」とは本来、相互扶助の組織です。「相互扶助」とは、それぞれのプラスとマイナスを補完し合うこと。地域団体商標登録出願が競合から一本化へ…協同組合の精神が発揮された証しです。

しかしながら、共願といえども法人格を持つ別々の団体のコラボレーションですから、商標使用基準の策定には様々なハードルがあることでしょう。その時には「相互扶助の精神」に立ち返ってみてはどうでしょうか。また、新しい知恵が出し合えるはずです。

<ご参考>
地域団体商標登録申請にみる「競合・類似」への考え方
協同組合の行方
地域団体商標・同一または類似出願案件の行方は?



地域ブランドの戦略と管理




地域団体商標使用(運用)基準策定の基本

和歌山県のJAありだでは、登録された地域団体商標「有田みかん」の使用基準を策定、組合員への説明会が行われました。日本農業新聞の報道によると、商標使用基準の骨子は次の通りです。

1 JAありだの組合員農家
2 生産資材の適性使用と生産履歴の記帳
3 「有田みかん」としてふさわしい品質基準(苦情のこないレベル)

真の「有田みかん」へ地域商標でシンポ/和歌山・JAありだ【近畿】(日本農業新聞3/17)

「苦情のこないレベル」というのがちょっと気になりますね。もちろん、組合員さんは「お客様に喜ばれるレベル」を目指されていることでしょうが。

「ブランド価値をさらに高めるにはどのような基準が必要なのか」
地域団体商標使用基準の作成の際にはこんなことを念頭に置かれてみてはいかがでしょうか。常により高いレベルを目指す、その志の高さが使用基準の精神なのかもしれません。

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