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なぜ、地域団体商標登録が協同組合に認められたのか

組合って何?
この問いに答えられる協同組合の職員さんはすばらしいですね。残念なことに、協同組合の指導機関の方が答えられない…という笑えない状況も見受けられるようです。

東京で興味深い試みがなされました。ご紹介します。

抜粋
(ここから)
協同組合経営研究所が今月東京で、全国のJAや生協、漁協などの若手・中堅職員を対象に、「協同組合の特質・優位性をいかに発揮するか 協同組合の原点と将来を考える」のテーマでセミナーを開いた。

50人ほどの参加者が5つのグループに分かれ2泊3日、夜を徹して話し合い、最終日にまとめて報告した。

共通していたのは、現状について「組合員の組織離れ、組合員の“お客さま化”が進んでいる」との認識。そしてこのような組合員に対して、JAや生協の役員や職員が「協同組合組織であることを自信を持って説明し、説得できない」ということであった。

これには役員・職員が協同組合の考えを自分のものにしておらず、自ら組合員をお客さま扱いしているという反省の意味も含まれている。
(ここまで)
協同組合の思想/若い職員に学習の場を 日本農業新聞論説9/19

組合って何?という問いに答えられるようになると本物です。これは、中小企業団体中央会の職員さんも同じこと。

自由経済の世の中で、なぜ協同組合が必要なのか。日々の経営でしのぎを削る同業者が、なぜ組み合う必要があるのか。中央会はかつて、中小企業経営者の皆さんから「指導機関」と言われていました。ところが今は自らを「支援機関」とか「サービス業」だとか言っていますね。

サービスは必要です。しかし、サービス業ではありません。プロ意識の欠如なのか、あるいは自信の無さなのか。自ら選んだ職業への矜持を感じさせてくれる方が少なくなりました。

会員さんはお客様だから、「理事長、それは違うよ」と言えない。組合の役員さんと対等に議論ができない。「組合とは何か」を語れない。覚悟も自信も無いから、その場のサービスしかできない…。

中央会の職員さんは経営のプロではありませんから、経営のプロである中小企業の経営者の皆さんに対して「指導する」のはおこがましいこと。しかし、組合の設立や運営については立派なプロでなければなりません。

設立同意者が一同に会する組合設立説明会で、あるいは創立総会を間近に控えた設立発起人会で、中小企業団体中央会の職員さんは「組合とは何か」を熱く語っていますか?

設立された組合に魂を入れる。活動が行き詰った組合の事業を再構築する。これができる方が本物ですね。なぜ、地域団体商標登録が協同組合に認められたのか・・・本物の指導員さんは、この問いにすぐに答えることができるはずです。




JAの英知続々!「今こそ協同組合の出番」

農業協同組合新聞JAcomから、「危機感をバネに協同組合理念に確信を持つ トップから職員へ、職員から組合員へ意識改革のエネルギーから結集力を」と題して、愛媛大学農学部教授村田武さん、前明治大学教授北出俊昭さん、東京農業大学教授白石正彦さんの座談会がアップされました。

それぞれのJAを取り巻く環境はさまざまですが、直面する共通課題・・・危機感をバネに組合員の結集力を高め、幅広い視点で新たな事業を創り出すことなどが提案されています。

抜粋
(ここから)
白石氏
逆にいえば単なる運動ではなくて事業として実務的に変えていくことが大事だと思います。そのためには職員の意識改革から、ということですね。

北出氏
トップの意識が変わり、そして職員の意識が変わる。その職員が現場に飛び出し、組合員と共に地域づくりをしていくということでしょう。

村田
一方で広域合併して経営を確立していくためには支所、支店の統廃合問題を抱えていますね。そういう合理化をしながら課題に応えていくという深刻な状況ですが、トップの危機感が職員に共有されているかどうかということだと思います。

その点ではちょっと危ういのではないか。職員がモラールを高めながら一丸となってトップの危機感を自分のものとしながら議論していく。今こそ、協同組合の出番だ、という理念をJAは高く掲げていくことが期待されているんじゃないでしょうか。

とくに市町村合併が進み、旧役場は撤退し、企業も撤退していく。そうなると協同組合しか地域社会の頼りにならんぞ、という状況でもあります。農協にはそんな期待もかかっているわけですよ。
(ここまで)

座談会/危機感をバネに協同組合理念に確信を持つ
トップから職員へ、職員から組合員へ意識改革のエネルギーから結集力を




「協同組合は遅れた企業体である」それは違います

農協の全国大会をひかえ、農業協同組合新聞に「協同組合は遅れた企業体である」と横浜国大大学院教授の文章がありましたのでご紹介します。

農協大会の経済学

私はこのブログの中で、

【農協も、中小企業等協同組合も、組合員相手の共同購買事業が行き詰る原因は、組合員に資材を安く提供するという日々の努力の不足から生じます。あの手この手で、常に安く仕入れる手立てを講じる必要があります。プロの商人を相手に戦うわけですから、農協側もプロに徹しなければなりません。「許容範囲」なんて言ってないで、コストダウンを図る工夫をしましょう。プロに徹しましょう。買ってくれるお客さんを既に組織化している強みを発揮すれば、ホームセンターに負けるわけがないじゃないですか。】

と書いたことがあります。
JAの生産資材価格は本当に高いのか?…「高いんです」

農協の組合員は農業者、中小企業等協同組合の組合員は中小企業者。協同組合は企業体ではありません。運動体です。

組合員の共通する課題や隘路を解消する運動体。
組合員の共通する利益を増進する運動体。
知恵を出し合う組織です。

組合に入っていてもメリットがない?組合加入のメリットは待っているだけでは与えられません。組合員の共通する課題や隘路を解消する知恵を出し合い、新しい共同事業を構築する。組合員の共通する既存の利益をさらに増進させるために知恵を出し合い、既存の共同事業を再構築する。

「協同組合は遅れた企業体」と考えると必ずプロの商売人に負けます。「協同組合は優れた運動体」と考えると必ず勝ち目があります。

農協の職員さんは「日々巡回」ですね。まず、農家のみなさんの話しを聞くこと。本音やニーズを逃さないこと。これが新しい共同事業の芽になります。これが既存の共同事業の改善のきっかけとなります。

営農指導をされる職員さんは、プロに徹してください。営農のプロですよ。全国に何千人もいません。あなたがプロの営農指導員さんなのです。

組合本部は常にコスト感覚を磨いてください。広すぎる事務所は、暇な部署から暇な気配が漂い、回りに悪影響を与えます。5人でやっていた仕事は3人でやりましょう。もちろん、残りの2人は「現場」に回ってください。そして、組合員さんの声を聞いてください。

組合員のみなさんへ
お疲れさまです。
「組合に入っていてもメリットがない」なんて言わないでくださいね。組合というのは皆で作り上げる運動体です。あなたの知恵やアイデアを協同組合に反映させることができるのですよ。やがて、大きなメリットがあなたに与えられるはずです。

役員のみなさんへ
ご苦労さまです。
現場の声を職員さんが次々と収集してきますよ。その声をもとに知恵を出し合いましょう。知恵を出し合えば、組合員の共通する問題を解決することができます。知恵を出し合えば、組合員が共通して守るべきものを守り通すことができますよ。

で、皆が知恵やアイデアを出し合うとどうなるのか・・・言わずもがなですよね。協同組合は企業体ではありません。
運動体なのです。




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