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特許庁定例発表 地域団体商標登録査定 いわて牛など15件 全農商標の不思議

特許庁審査業務部商標課地域団体商標推進室は2/20、地域団体商標登録出願分の登録査定15件を発表しました。次のとおりです。

●いわて牛 全国農業協同組合連合会 岩手県
●いわて短角和牛 全国農業協同組合連合会 岩手県
●米沢牛 山形おきたま農業協同組合 山形県
●房州びわ 安房農業協同組合 千葉県
●江戸木版画 東京伝統木版画工芸協同組合 東京都
●江戸甲冑 東京都雛人形工業協同組合 東京都
●粟津温泉 粟津温泉旅館協同組合 石川県
●入善ジャンボ西瓜 みな穂農業協同組合 富山県
●京鹿の子絞 京鹿の子絞振興協同組合 京都絞工業協同組合 京都府
●京扇子 京都扇子団扇商工協同組合 京都府
●京うちわ 京都扇子団扇商工協同組合 京都府
●灘の酒 灘五郷酒造組合 兵庫県
●西条の七草 西条市農業協同組合 愛媛県
●宮崎ハーブ牛 宮崎県乳用牛肥育事業農業協同組合 宮崎県
●本場久米島紬 久米島紬事業協同組合 沖縄県

きましたね。予想通り、全農関連が。しかも、「上州牛」に続き、「いわて牛」と「いわて短角和牛」。牛シリーズです。

で、気になること。何度も蒸し返してすみません。「いわて牛」と「いわて短角和牛」は岩手県。決して宮城県のブランドではありません。そんなこと、誰でも解ります。ところが、出願者は全国農業協同組合連合会。全国農業協同組合連合会って、全国団体ですよね。何か変でしょ。これ、見てください。

全農組織図

全国農業協同組合連合会には「岩手県本部」というのがあるようです。だから「別におかしくない」と聞こえてきそうですね。しかし、全国農業協同組合連合会というからには、全国の地方農協の連合組織。地域産品のブランドを保護し、価値を高めるために、なぜ全国組織が出願したのでしょうか?

地元に、本来出願すべき協同組合は存在しないないのでしょうか。商標を全国団体の管理下にするとの取り決めでもあるのでしょうか。

いずれにしても、商標権の所在が全国団体では、地元に権利意識が醸成されにくく、仮に権利侵害が発生した際、地元は手も足も出せないなんてことになりかねません。

特許庁発表に「全国農業協同組合連合会岩手県本部 岩手県」とでも表記されていれば、まだ解りやすいし、誤解もされにくいと思うのですが。

一方、
●米沢牛 山形おきたま農業協同組合 山形県
「山形県の山形おきたま農業協同組合が地域団体商標登録を出願し、登録査定に至った」
これは解りやすいですよね。
今後は、「米沢牛は、山形おきたま農業協同組合の登録商標です」とでも表示され、更に周知されていくことでしょう。

●宮崎ハーブ牛 宮崎県乳用牛肥育事業農業協同組合 宮崎県
「宮崎県の宮崎県乳用牛肥育事業農業協同組合が地域団体商標登録を出願し、登録査定に至った」
これも解りやすいですね。
今後は、「宮崎ハーブ牛は、宮崎県乳用牛肥育事業農業協同組合の登録商標です」と表示され、更に周知されていくことでしょう。

「いわて牛」と「いわて短角和牛」の場合は、
「いわて牛は、全国農業協同組合連合会の登録商標です」
「いわて短角和牛は、全国農業協同組合連合会の登録商標です」

何か変でしょ。
「米沢牛は、山形おきたま農業協同組合の登録商標です」って表示があれば、「山形ですよ」と伝わります。その横に「いわて牛は、全国農業協同組合連合会の登録商標です」と表示されていたとします。響いてこない。地元生産者の熱い意気込みは伝わってこないんですよね。

せっかくのとびきりおいしい「いわて牛」なのに、ブランド価値の足を引っ張ることにならぬよう、これが杞憂であることを祈ります。

特許庁hp/地域団体商標制度の部屋

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