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「協同組合は遅れた企業体である」それは違います

農協の全国大会をひかえ、農業協同組合新聞に「協同組合は遅れた企業体である」と横浜国大大学院教授の文章がありましたのでご紹介します。

農協大会の経済学

私はこのブログの中で、

【農協も、中小企業等協同組合も、組合員相手の共同購買事業が行き詰る原因は、組合員に資材を安く提供するという日々の努力の不足から生じます。あの手この手で、常に安く仕入れる手立てを講じる必要があります。プロの商人を相手に戦うわけですから、農協側もプロに徹しなければなりません。「許容範囲」なんて言ってないで、コストダウンを図る工夫をしましょう。プロに徹しましょう。買ってくれるお客さんを既に組織化している強みを発揮すれば、ホームセンターに負けるわけがないじゃないですか。】

と書いたことがあります。
JAの生産資材価格は本当に高いのか?…「高いんです」

農協の組合員は農業者、中小企業等協同組合の組合員は中小企業者。協同組合は企業体ではありません。運動体です。

組合員の共通する課題や隘路を解消する運動体。
組合員の共通する利益を増進する運動体。
知恵を出し合う組織です。

組合に入っていてもメリットがない?組合加入のメリットは待っているだけでは与えられません。組合員の共通する課題や隘路を解消する知恵を出し合い、新しい共同事業を構築する。組合員の共通する既存の利益をさらに増進させるために知恵を出し合い、既存の共同事業を再構築する。

「協同組合は遅れた企業体」と考えると必ずプロの商売人に負けます。「協同組合は優れた運動体」と考えると必ず勝ち目があります。

農協の職員さんは「日々巡回」ですね。まず、農家のみなさんの話しを聞くこと。本音やニーズを逃さないこと。これが新しい共同事業の芽になります。これが既存の共同事業の改善のきっかけとなります。

営農指導をされる職員さんは、プロに徹してください。営農のプロですよ。全国に何千人もいません。あなたがプロの営農指導員さんなのです。

組合本部は常にコスト感覚を磨いてください。広すぎる事務所は、暇な部署から暇な気配が漂い、回りに悪影響を与えます。5人でやっていた仕事は3人でやりましょう。もちろん、残りの2人は「現場」に回ってください。そして、組合員さんの声を聞いてください。

組合員のみなさんへ
お疲れさまです。
「組合に入っていてもメリットがない」なんて言わないでくださいね。組合というのは皆で作り上げる運動体です。あなたの知恵やアイデアを協同組合に反映させることができるのですよ。やがて、大きなメリットがあなたに与えられるはずです。

役員のみなさんへ
ご苦労さまです。
現場の声を職員さんが次々と収集してきますよ。その声をもとに知恵を出し合いましょう。知恵を出し合えば、組合員の共通する問題を解決することができます。知恵を出し合えば、組合員が共通して守るべきものを守り通すことができますよ。

で、皆が知恵やアイデアを出し合うとどうなるのか・・・言わずもがなですよね。協同組合は企業体ではありません。
運動体なのです。




この記事へのコメント
あまりに現実と乖離した主張で笑えました。
平和を唱えていれば平和が訪れると主張する
何処かの政党に似た香りを感じます。

制度的に可能である事がすべて具現化出来るなとどは努々思わぬように。

Posted by 藁 at 2006年09月19日 02:43
飛躍はそれを行う事が出来る能力をもった極一部の人材によって齎されるモノです。
能力の無い人材が幾ら寄り集まって考えあぐねたところで飛躍に結びつく事は決してありません。農業の現場ちゃんと見ればすぐにわかるでしょ。そのぐらい。
Posted by ついでに at 2006年09月19日 02:46

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