2008年07月09日
地域団体商標・地域ブランド情報が開設2周年!
「地域団体商標・地域ブランド情報」が開設2周年を迎えることができました。
これも、みなさんのおかげ。
ありがたく厚く感謝申し上げます。
毎日、多くの協同組合関係者のみなさんからメールをいただいております。
最近では、地域団体商標登録出願に関する相談は減り、地域団体商標の表示についての内規作成方法や権利侵害に対する具体的な手法、先使用権者への対応といった問合せが多くなっています。
基本的には、すべてのご相談にお答えさせていただいておりますので、お気軽にお問合せください。
地域団体商標はみなさんの財産。
従来の協同組合事業は、組合員が共通する隘路の解消が主な目的でした。
地域団体商標を登録された協同組合には、「地域団体商標」という財産がもたらす組合員の共通の利益を増進していくという新たな展開が始まりつつあることを実感しています。
協同組合運動が衰退の途を辿る中、みなさんにはぜひとも「相互扶助の精神」の灯りをともし続けられたいものです。
中小企業者のみなさん、農林水産業者のみなさん、地域団体商標でホンモノの時代を勝ち抜きましょう。
2008年06月04日
組合がうまくいかないワケ
地域団体商標を登録した事業協同組合に招かれ、「地域団体商標」ならぬ、「協同組合」談義に花を咲かせてきました。
役員のみなさんに現在の組合運営上の課題を問うと、「共同事業がうまく機能しない」とのこと。
で、定款と決算関係書類を見せていただきました。
なるほど。
確かに、定款第7条に記載された経済事業は、損益計算書上では見る影もありません。
年1回の教育情報事業、総会時と新年に行う懇親会。
福利厚生事業の支出は慶弔見舞金が少しばかり。
組合も設立して数十年も経つと、時代や経済、社会がすっかり変化していて、当初の事業は成り立たなくなってしまうのですね。
みなさん、もったいないですよ。
組合っていうのは知恵を出し合う組織なんです。
一度、組合員さん全員にアンケート調査をしてみてください。
例えば、組合員企業の半数が同一の課題を抱えているとすれば、それは組合の共同事業として立派に成り立つのです。
個々の事業所では解決できないことも、組合の共同事業を通して解決できることはたくさんあるのではないでしょうか。
それから、もうひとつ。
みなさんの組合では、地域団体商標を登録しましたね。
地域団体商標は、組合員のみなさん全員の財産なのです。
地域団体商標をうまく活用すれば、組合員が皆等しく利益を受けることができるのです。
それぞれの社業を伸ばすことができるのです。
組合員共通の隘路を解消するための共同事業。
そして、組合員共通の利益を確保し、さらにそれを伸ばすための共同事業。
さぁ、組合で何をすべきなのか・・・知恵を出し合うしかありませんね。
普段は商売敵のみなさんですが、組合は相互扶助の精神です。
組合青年部も、どこかの青年経営者組織のマネばかりではいけません。
君たちは将来、この組合の、この業界のリーダーとなるのです。
業界の未来を見据え、一度しんけんに、協同組合法でも勉強しましょうよ。
けっこう、奥深いですよ。
逐条解説中小企業団体の組織に関する法律・中小企業等協同組合法
また、「組合はお金ばかりかかる」と言うのではなく、「組合事業を活用すればするほど、会社が儲かった」と言うのでなければいけませんね(爆)
協同組合の寿命が尽きるのは、組合員が知恵を出し合わなくなった時・・・相互扶助の精神を失った時なのかもしれません。
<つづく>
●ご参考
地域団体商標と「相互扶助の精神」
役員のみなさんに現在の組合運営上の課題を問うと、「共同事業がうまく機能しない」とのこと。
で、定款と決算関係書類を見せていただきました。
なるほど。
確かに、定款第7条に記載された経済事業は、損益計算書上では見る影もありません。
年1回の教育情報事業、総会時と新年に行う懇親会。
福利厚生事業の支出は慶弔見舞金が少しばかり。
組合も設立して数十年も経つと、時代や経済、社会がすっかり変化していて、当初の事業は成り立たなくなってしまうのですね。
みなさん、もったいないですよ。
組合っていうのは知恵を出し合う組織なんです。
一度、組合員さん全員にアンケート調査をしてみてください。
例えば、組合員企業の半数が同一の課題を抱えているとすれば、それは組合の共同事業として立派に成り立つのです。
個々の事業所では解決できないことも、組合の共同事業を通して解決できることはたくさんあるのではないでしょうか。
それから、もうひとつ。
みなさんの組合では、地域団体商標を登録しましたね。
地域団体商標は、組合員のみなさん全員の財産なのです。
地域団体商標をうまく活用すれば、組合員が皆等しく利益を受けることができるのです。
それぞれの社業を伸ばすことができるのです。
組合員共通の隘路を解消するための共同事業。
そして、組合員共通の利益を確保し、さらにそれを伸ばすための共同事業。
さぁ、組合で何をすべきなのか・・・知恵を出し合うしかありませんね。
普段は商売敵のみなさんですが、組合は相互扶助の精神です。
組合青年部も、どこかの青年経営者組織のマネばかりではいけません。
君たちは将来、この組合の、この業界のリーダーとなるのです。
業界の未来を見据え、一度しんけんに、協同組合法でも勉強しましょうよ。
けっこう、奥深いですよ。
逐条解説中小企業団体の組織に関する法律・中小企業等協同組合法
また、「組合はお金ばかりかかる」と言うのではなく、「組合事業を活用すればするほど、会社が儲かった」と言うのでなければいけませんね(爆)
協同組合の寿命が尽きるのは、組合員が知恵を出し合わなくなった時・・・相互扶助の精神を失った時なのかもしれません。
<つづく>
●ご参考
地域団体商標と「相互扶助の精神」
2008年05月29日
「音の商標」と「立体商標」
今日、同志社大学でゲストスピーカーの弁理士さんから商標の講義をお聴きする機会を得ました。
その講義の中で興味を持ったのが「音の商標」と「立体商標」です。
まずは「音の商標」。
アメリカのバイクメーカー、ハーレーダビッドソンは、あの独特な排気音を商標登録されているそうです。
ハーレーといえばV型ツイン1200cc/2気筒。
吸入→圧縮→爆発→排気の4ストロークを繰り返すのが4サイクルエンジン。
かつて、YAMAHA DT250Mに乗っていた頃、近所にハーレーのお店があって、馴染みの店主さんに尋ねたことがあります。
「ハーレーって、どうしてこんなに独特の排気音なんですか」。
「オレはねぇ、ハーレーって4サイクルじゃなく、5サイクルだと思ってるんだよ。つまり、吸入→圧縮→爆発→排気じゃなくて、吸入→圧縮→漏れ→爆発→排気。おおらかな思想で設計されたエンジンだから、きっとどこか漏れてんだよ。だからこんな音がするのかなぁ。でも、ハーレーはこれでいいんだよ」。
納得したような納得しないような…。
F1の中継を見ていると、フェラーリの排気音は、澄んだ甲高さが魅力ですよね。ホンダエンジンも、その排気音は昔から「ホンダミュージック」と言われています。
世界の商標制度では、フェラーリもホンダも商標登録できるのかもしれませんね。
欧米の商標制度では、この「音の商標」のほか、「視覚の商標」、「触覚の商標」、「香りの商標」なんてのもあるそうですから驚きです。
さて、今日の講義の中でもうひとつ興味を持ったのが「立体商標」。
こちらは、我が国でも制度化されているそうです。
早稲田大学の大隈重信像、ケンタッキーフライドチキンのカーネルおじさんなどが日本でも登録されているとのこと、おもしろいですね。
さっそく調べてみたら、不二家のペコちゃん・ポコちゃん、かに道楽の動く蟹の看板も立体商標として登録されていますね。
さてさて、なんと偶然にも今日のニュースに「立体商標」に関する記事がありました。
コーラ瓶の形はブランドの象徴…知財高裁が商標登録認める/5月29日19時59分配信 読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080529-00000047-yom-soci
容器では初の立体商標登録はコカ・コーラ。
地域団体商標から少し離れて、たいへん有意義な一日でした。
その講義の中で興味を持ったのが「音の商標」と「立体商標」です。
まずは「音の商標」。
アメリカのバイクメーカー、ハーレーダビッドソンは、あの独特な排気音を商標登録されているそうです。
ハーレーといえばV型ツイン1200cc/2気筒。
吸入→圧縮→爆発→排気の4ストロークを繰り返すのが4サイクルエンジン。
かつて、YAMAHA DT250Mに乗っていた頃、近所にハーレーのお店があって、馴染みの店主さんに尋ねたことがあります。
「ハーレーって、どうしてこんなに独特の排気音なんですか」。
「オレはねぇ、ハーレーって4サイクルじゃなく、5サイクルだと思ってるんだよ。つまり、吸入→圧縮→爆発→排気じゃなくて、吸入→圧縮→漏れ→爆発→排気。おおらかな思想で設計されたエンジンだから、きっとどこか漏れてんだよ。だからこんな音がするのかなぁ。でも、ハーレーはこれでいいんだよ」。
納得したような納得しないような…。
F1の中継を見ていると、フェラーリの排気音は、澄んだ甲高さが魅力ですよね。ホンダエンジンも、その排気音は昔から「ホンダミュージック」と言われています。
世界の商標制度では、フェラーリもホンダも商標登録できるのかもしれませんね。
欧米の商標制度では、この「音の商標」のほか、「視覚の商標」、「触覚の商標」、「香りの商標」なんてのもあるそうですから驚きです。
さて、今日の講義の中でもうひとつ興味を持ったのが「立体商標」。
こちらは、我が国でも制度化されているそうです。
早稲田大学の大隈重信像、ケンタッキーフライドチキンのカーネルおじさんなどが日本でも登録されているとのこと、おもしろいですね。
さっそく調べてみたら、不二家のペコちゃん・ポコちゃん、かに道楽の動く蟹の看板も立体商標として登録されていますね。
さてさて、なんと偶然にも今日のニュースに「立体商標」に関する記事がありました。
コーラ瓶の形はブランドの象徴…知財高裁が商標登録認める/5月29日19時59分配信 読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080529-00000047-yom-soci
容器では初の立体商標登録はコカ・コーラ。
地域団体商標から少し離れて、たいへん有意義な一日でした。
